【略歴】
大正五年(1916)2月14日東京生。
青山師範学校卒業ののち本所区横川小学校訓導となり以後定年退職まで小・中学校教員勤務。
昭和十六年(1931)上田桑鳩に師事、昭和二十五年書家として登壇。
昭和二十七年(1952)桑鳩と訣別し墨人会を結成(昭和五十四年退会)。
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1954年ニューヨーク近代美術館の日本書道展/1955年国立近代美術館の日本抽象美術展/1956年クンストハレ・バーゼルの日本書道と西洋の記号展/1957年サンバウロ・ビエンナーレ(出品作「愚徹」ハーバート・リード「近代絵画史」掲載)/1958年ブリュッセル「近代美術の50年」展/1959年カッセル第二回ドクメンタ/1961年カーネギー国際展/1962年及び65年ケルンのツヴィルナー画廊個展/1963年欧州巡回「書法と形象」展等々出品。
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昭和六十年(1985)6月15日神奈川県寒川で没。六十九歳。
没後、京都国立近代美術館を始め全国公立美術館巡回回顧展。
京都・東京・大阪国立近代美術館及びカーネギー財団等作品蒐蔵。
著書「井上有一全文集日々の絶筆」(芸術新聞社)、「井上有一全書業全三巻」(ウナックトウキョウ)、「井上有一臨顔氏家廟碑」(上海学林出版社)等。
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